【イヤホン】今更ながら、HSE-A1000PNを入手

　ミュージシャンであるピエール中野氏監修のイヤホン、所謂『ピヤホン』と呼ばれるものをご存知でしょうか？　私はたまたまイヤホンにぬるくハマったタイミングで知ったのですが、購入できる店舗も近くに無く、そのタイミングでは通販も品薄状態だったためご縁がありませんでした。

　先日、馴染みのお店で他のイヤホンと共にさりげなく販売されていたのを目撃し、購入してきました。ハイレゾ対応なものもあったのですが、「まあお試しだし？」と、HSE-A1000PNの方を購入しました。

　まず、開封した状態での音の印象は「上品におとなしい」という感じでした。高音は刺さらず、低音は響かないわけではないけど無理に上げていない感じ……というか。聴きやすいイヤホン、という印象ですね。個人的な印象として、どこかが強く突出したスペックではないけれども、バランスの良いイヤホンという感じです。

　普段、中華イヤホンの低音効きまくりなやつで音楽を聴いたりしているので、余計におとなしい印象を受けるのだと思います。移動用でセブンプレミアムのイヤホンも使っていますが、それと比べると……初期の段階として比べると、ボーカルはピヤホンの方がハッキリしているように思います。ただ、女性ボーカルよりも男性ボーカルの方が相性は良さそうに感じます。でも、これは好みの差みたいなものなのかな……？

リンク：7で11なところのイヤンホホ。（相原名義での別ブログ）

リンク：続・7で11なところのイヤンホホ。（相原名義での別ブログ）

　再生周波数はスペック的にはセブンプレミアムの方が広いのですが（セブン：10Hz～23,000Hz、ピヤホン：50Hz～20,000Hz）、ボーカルがハッキリと前に出てくるように感じるせいか、ピヤホンの方が『良いイヤホン（印象）』という感じになります。曲のジャンルにも寄るでしょうし、これがオーケストラなどになれば……また違うかもしれませんが。

　同価格帯ということで比べてみると、好みとしてはセブンプレミアムとピヤホンならピヤホンかな……。バランスの良さが聴きやすくて、良いなと感じました。

　とりあえず12時間くらいピンクノイズで慣らしをしてみました。

（このあたりは何が正解かよくわかりません……）

　印象としては良い意味で変わりませんでした。良い印象のまま落ち着いた感じになったというか。エイジングの質にも寄るのでしょうが、ピヤホンはスタートの時点で自分好みなバランスを持ったイヤホンなのかもしれません。

　ひとつ気になったのが、イヤーピースの圧迫感。通常はMサイズを使うのですが、ピヤホンのMサイズは少し大きく感じました（まあ、これはメーカー間での誤差……なのかもしれませんが）。手持ちにSpiraldotのMサイズが残っていたので交換したらフィット感は解消され、音も低音が少ししっかりした感じの印象です。装着感や音の広がりは好みが出やすい部分だと思いますが、今の自分にはピヤホン＋Spiraldotの組み合わせは良い感じです。

　もの凄く高いわけでも、安いわけでもない。「試してみようかな」と思える価格帯のピヤホン。ミーハー気分で購入してみましたが、個人的には当たりなイヤホンでしたね。ひとつだけ難点があるとすれば、イヤホンの左右が判別付け難いことでしょうか。一応、RとLの表記はあるのですが、ボディに左右差が無いので表記が見えないとどちらかわからないのです……（暗いところで取り出すとアウト）。

　とりあえず現状での印象はこんなところですね。日常使いで活躍して貰おうと思います！