【自キ】まずは片足を突っ込んでみよう、自キ沼~山田から始める沼生活~【初心者】
昨年、興味がありつつも「半田付け苦手だしな~」と踏み込めなかった自キ沼にようやく飛び込んだ芥川ですが、今回は芥川のような自キ初心者(未満)にオススメ出来る自キ沼への入り方として、実例にYamada75 Go(山田)を取り上げつつお話ししたいと思います。
半田付けが避けて通れないのが自作キーボードであり、そこが自キを始める最初の難関だと思いますが……実は、そこをクリアできる道があったりします。
私の初めての自キ、山田ことYamada75 Goは堕落猫さんが作られた自作キーボードキットです。これから自作キーボードを始めたいという方をメインターゲットとして想定していて、簡易・安価なキットとなっています。
私がこのキーボードを選んだのは、まずは日本語配列であること。これが大事でした。自作キーボードはその多くが英語配列で、仕事でも趣味でも日本語配列キーボードを愛用する身としては、英語配列への移行というのはなかなかに難しい問題でした。移行=慣れに時間がかかること、職場では日本語配列なので使い分けが生じること……これらは器用ではない自分には、大問題です。そして、似たような状況に置かれている方は、少なくないのではないでしょうか? Yamada75 Goはその部分をまず、クリアできるキットでした。そしてキーの配置が使いやすい!
次に、このキーボードを選ぶ決定的なきっかけとなったのが、半田付けサービスの存在でした。Yamada75 Goはパーツの段階で半田付けが必要なものが減らされている(出荷時点で装着済みのパーツがある)キットですが、それでも半田付けは必要です。「半田付けがなぁ……」と苦手に思っている私のような人にとって、少ないとはいえそこがネックです。ですが、購入時に半田付けサービスを同時購入することで半田付けが全て終了した状態で届くというありがたい体制なのですね。これはとても大きな要素で、私は「それならイケる……!」とオーダーすることにしました。
キットを注文して、あとは届くのを待つばかり……ですが、半田付けサービスをお願いしていてもキットだけでは完成しませんので、他に『キースイッチ』、『キーキャップ』、『USBケーブル』、『マスキング(15mm幅が理想)』を用意して待ちましょう。
キーキャップは日本語配列対応のものが望ましいですが、予算やデザインといった部分でなかなか選択が難しいかもしれません。そもそも、キーキャップセットとして日本語配列はなかなかみつけられません……。ビルドガイドで提示されている確認済みキーキャップから選ぶと問題なく使えるかと思いますが、とりあえずということであれば価格安めのキーキャップセットから始めて、慣れてきたらこだわるのも良いかもしれません。それもまた、自キの楽しみ方のひとつでしょうから。
USBケーブルはビルドガイドで記述が抜け落ちていますが(Pro Microによって変わるからかな?)、自前で用意する必要があるパーツです。半田付けサービスをお願いすると装着して貰えるPro Microのタイプによっては使える種類が変わるので、Type-CのPro MicroかmircoUSBのPro Microかをあらかじめ確認してから用意するか、到着して確認後に用意すると良いでしょうね。
マスキングテープは金属製デスクでのショートを防ぐために必要になります。細くても重ね張り等で対応できますが、極力綺麗に仕上げたいということでしたら15mm幅程度がオススメになっています。ちなみに、私は手元にあった細いミニ四駆用のマスキング(という名目で売られているものではありませんが、似たようなものです)を使いました。
キースイッチはCHERRY MX互換のものからお好きなものを。打鍵感・打鍵音の要ですから、好みのものを使いましょう。または、これを機に、気になっているキースイッチを試すのも良いかもしれませんね!(私は迷った末に、憧れている作家さんが使っていたから、といういう理由でチョイスしました)
ああ、あとはスタビライザー用に潤滑剤があると良いですね。自分はタミヤのミニ四駆に使う潤滑剤(Fグリス)を使いましたが、これからガンガンやっていくぞ! という方は、キーボード向けの潤滑剤を吟味すると良いでしょうね(キーボード、ルブで検索かけたりするとだいたい同じやつを使っているみたいです)。同じく、キースイッチの方もルブをするかしないかで結構変わったりするので、必要であれば用意しましょう(自分は呉工業のシリコンルブ スプレーで手軽に済ませてしまいましたが、分解して徹底的に、丁寧に……ということでしたらスイッチオープナー等、他にも色々必要になります)。
半田付けサービスを利用した場合、購入者が行うのはショートを防ぐためのマスキング(ボトムプレートが無いので基板が剥き出しのため)、ゴム足の装着、キースイッチ(スタビライザー)の装着、キーキャップの装着です。自作キーボード初めての初心者にとっては「結構やることあるな……」という感じかもしれませんが、プラモデルを組むような感じでわりとスムーズに進むものです。苦戦するとしたら、キースイッチとスタビライザーの装着かな……? まあ、これもビルドガイドを読み込んでおけば大丈夫です。
自分だけのキーボードが組み上がっているのは、ワクワクしますね! 私はキースイッチをそこそこのもの、キーキャップもそこそこのものを選んだのでそこそこのお値段がかかりましたが、安く済ませようと思えばとても安く仕上げられるのがYamada75 Goの良いところです。シンプルで安くて、半田付けもお願いできる。これから自キ沼にハマりたい人の中で、まだ踏ん切りがつかないという人にオススメ出来るキットです。同じような状況にいた私が始められたのですから、きっと大丈夫!(個人の感想)
自作キーボードは、本当に様々。半田付けがとても多いけれども魅力的なキットもあれば、山田のように半田付けが少ない(どころか、半田付けをお願いできる)キットもあります。「自作キーボードは半田付けもやらないと!」というところまで来たら、たぶん沼にズッポリとハマっている状態でしょうね! 私はまだまだ半身浴にも達していない、足湯未満といった感じなので、これからゆっくりとですが沈んでいこうかなと思います(GBに参加してますし、そろそろ半身浴手前……?)
さあ、山田から自キ沼、始めてみませんか?
追記(ケーブルは自宅にあったものを使ったため、費用含まず)
芥川の山田にかかった費用(ブログに書いておけば良かったか?)
— 芥川愛之助 (@ainosuke_key) January 10, 2022
山田本体:2,400
半田付け:4,000(必要部品代含む)
送料:860
Input Club Hako スイッチ(10個入り) - Hako Violet:880×8
NP PBT Blank KEYCAPS SET 124 Keys - Black:4,400
送料:550
計:19,250JPY(+ブースト代)
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