【自キ】Acty-45を作ろう その2【Acty-45】

 パーツはまだ揃っていませんが、やれることをやっておきましょう。その最たるものがファームウェアです。個人的に自分で設計する上で基板設計に次いで苦手な項目ですが、これをやらないとキーボードとして完成しませんので、頑張るしかありません。

 なお、作成に当たってはサリチル酸さんの『自作キーボード設計ガイド Vol1 設計入門編』をメインとした参考書に齧り付きながら行っていきます。また、QMK MSYSは導入済の上で話を進めます。(HOW TO的な読み物ではないため)



 QMK MSYSを立ち上げ、qmk firmwareの階層に移動。『qmk new-keyboard -kb キーボード名』で新しいキーボードを作成します。今回はActy-45という名前のため、『qmk new-keyboard -kb acty_45』とします。


 出来上がったフォルダにアクセスし、『info.json』を開きます。これに対してKLEでActy-45のレイアウトに対して『0,0、0,1……』と数字を入力して作成したraw dataをコピーし、『Convert KLE raw to QMK info.json』で変換。出来たもののレイアウト部分をコピーし、一旦別のところにペースト。そのままでは使えないため、ここからちまちまと適切な形式になるように作業し、出来たものを『info.json』の該当部分へペースト。

 VID/PIDはどうにも面倒な部分なのでVID一覧的なものを調べて被っていないと思われるVIDに変更し、PIDも同様に変更。大々的に販売等になると問題になる部分かと思われますが、何とも難しい要素のようなので自分のような「自分で使うだけ」という場合は個人で使用する前提でやるのが安心・安全かなと思います。面倒というか……面倒臭い仕様ですね……。


 keymap.cを編集します。特に難しいことはないですが、キーコードを正しく入力しなければいけません。私のように日本語配列として使いたいのであれば、キーコードは『JP_XX』を使っておくと良いでしょうね。作法的に正しいかは分かりませんが、私は通常の『KC_XX』と混ぜて使っています。あ、『keymap_japanese.h』を含むと定義しておかないと使えないので、忘れずに記載しておきます。


 一応、qmk firmwareは最新のものにします。善し悪しあるとは思いますが……まあ、エラーとかバグが改善されていたり増えていたりするかと思いますので、その辺は何を取るかという感じなので。とりあえずREMAPを使いたいのでバージョンを合わせに行った方が良いところはありますが、あちらも現在対応中ということらしいので、それを待つつもりで最新バージョンでコンパイルしてみます。


 用意できたら、『qmk compile -kb acty_45 -km default』でファームウェアを書きだしてみます。私はイッパツで済んだ例しがないのですが……今回は、素直に書きだしが出来たようです。……本当か?

 VIAバージョンも、最初に記述ミス(『,』が足りなかった。見つけるのに苦労するのはいつものことです……)で失敗したものの、修正後は無事に書きだし出来ました。……本当か?(自分を信用していない)

 ファームウェアが正しく機能するかは、組み上がってからのお楽しみ恐ろしさです。REMAPで確認した感じでは、とりあえず想定したdefaultのキーマップが反映されているようです。あとは配線失敗しなければ使えるかなぁ……?


 今、これを書いているのは午前中なのですが、どうやらオーダーしていたアクリルが本日中に届きそうです。あまりオーダー溜まっていないタイミングで発注してたのかな? 2週間以上は軽く覚悟していたので(下旬か来月かなぁ、くらいの心構え)、嬉しい驚きです。ちゃんと出来ているかな……ドキドキです。


この記事はErgoArrowsProで書きました。

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