【自分だけの】番外編(?) ローズ軸はオススメではないけど好きな件について【キーボード】


 初めて買ったメカニカルキーボードであり、初めてのVARMILO製品であったSakura JIS TKL。押下圧はよくわからないけれども、とりあえずVARMILOのオリジナルキースイッチにしておこうと、当時残っていたローズ軸を選んだというこのキーボード。このキーボードで楽しくアマチュア小説を書いていました。(現在はデイジー軸のカスタマイズキーボードに変更)

 以前、『理想のマイキーボード』に使うのであれば(使えるのであれば)桜軸を、と書いたと思いますが、個人的な好みから言えばローズ軸のしっとりとした、しっかりとした滑らかさのある打鍵感は好きなんですよね……。なので、今回はローズ軸(V1、旧タイプ)について書こうと思います。



 ローズ軸はVARMILO 静電容量メカニカルスイッチの中では重めの押下圧55g。桜軸やデイジー軸と比べると打鍵初期のしっかりとした抵抗感は段違いです。特に、デイジー軸ではうっかり乗せていた指に軽く力が入るだけでも押されてしまうようなシーンでも、ローズ軸は「押すのかい? だったらもう少し力を入れてもらわないと……」と、堪えてくれます。……しかしながら、それは逆に言えば軽く打鍵することは出来ない、ということでもありますね。

 押下圧55gというのはキースイッチの押下圧をみていると、なかなか重めなスペックです。60gという押下圧のもっと重いキースイッチもありますが、55gでも結構重いので「え……それ、どうなっちゃうの……?」と思いますね(苦笑)。でもまあ、50gオーバーのキースイッチはもうその時点で『重量級』扱いなのかもしれません。


 そんな重いキースイッチであるローズ軸ですが、そのしっかりとした打ち心地と滑らかな感覚は癖になります。重いけれどもノリノリでタイピングを続けてしまったくらいには心地良いのです(個人の感想)。また、先に挙げたとおり重いのはデメリットばかりではなく、タイピングミスを多少は防げるというメリットもあります。タイピングミスを繰り返して入力時間を増やしてしまうのと、重いキースイッチでそこそこの時間タイピングし続けるのと……どちらが指に負荷があるのか? まあそれは程度の差によるのでしょうけれども。

(そもそもタイピングが下手な人は軽かろうが重かろうがタイピングミスをします、私のように)

 軽やかな打鍵感、指に負荷がかからないというのは『理想のマイキーボード』においては重要な要素です。長時間タイピングをするライター系(小説家、ブロガー etc.)のユーザーにとって、指に負荷がかからず使いやすい、というのは『武器』として見逃せない部分です。しかしながら、そういう『理屈』を吹き飛ばして「これがあるから文章入力が楽しいんだよ!」というキーボードもあったりします。自分にとって、それがローズ軸のキーボードかなと。


 誰にでも「ローズ軸は良いよ!」とオススメは出来ませんが(やっぱり重いので……)、キーボードが増えた今でも度々使用している、良いキースイッチです。だからこそ、次にオーダーメイドで使うキースイッチは、『理想のマイキーボード』で挙げた諸々を無視してローズ軸V2を選んでいます。しっかりと分析し、勉強して「こういうキーボードが理想的で、使いやすいはず」と分かっても、それでも使いたいキースイッチ。それが、ローズ軸なのです。


この記事は、『VARMILO Sakura JIS 80%/ローズ軸(V1、旧タイプ)』で書きました。

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