【VARMILO】80%→65%移行を考えている人に向けた駄文


 余裕のあるデスクならともかく、ちょっとしたワークスペースのようなデスクだとフルキーボードは少々大きい。そうなると選択肢に入りやすいのはTKL、80%サイズのキーボードではないかな、と思います。

 しかし、そんな80%でもやや大きいかも……? と思っていて、さらに小サイズなキーボードを求めている人にとっては「小さくなることで場所的なメリット以外の、デメリットはどうなんだろう……?」という不安があるかもしれません。

 今回は、そんな方……特にVARMILOを使用しているユーザーの方向けの、VARMILO 80%サイズ→65%サイズへの移行について芥川の経験を基に書いてみようと思います。



 私はメインPCでは80%、執筆用のサブPCでは65%を使用するVARMILOユーザーです。最初に購入したのは80%のSakura JIS。動画で紹介されていた『VARMILO』というメーカーのキーボードが欲しい! と思って買ったものです。紹介されていたのは65%のSakura JISでしたが、ファンクションキーが無いのは少し不安だったので、80%を選びました。



 続けて80%サイズであるBLACK BLACK JISを購入しましたが、一方で65%への憧れのようなものがありました。何よりも、執筆に使用しているサブPCを普段設置しているデスク(というかテーブル)が小さいため、あまりスペースを使わないキーボードの方が良いかな、という風に考え始めていたこともあり、『JP.VARMILO』のオーダー受付が開始された際には65%サイズでオーダーすることにしました。



 実際、80%を使用していた私が65%に移行した際に気になったのは、変換周りのキーでした。80%では『半角/全角』や『CapsLock』で英語(アルファベット)入力に切り替えられますが、65%では『半角・全角』が『Esc』に変わっています。私は『半角/全角』を多用していたので、これは最初慣れませんでした。
(『Shift+無変換』で切り替えれば良いだけの話ですが、そんなショートカットは頭にありませんでした)
 F7から始まる変換のアレコレも最初はやや戸惑いました。65%ではF1~F12が『Fn』を使用したショートカットになりますが、ついつい『7』等をそのまま打ってしまうことがありました。とはいえ、こちらは『半角/全角』よりも早く慣れましたが。

 それ以外の部分で使い辛さを感じたり、悩んだことはないように思います。矢印キーが内側にオフセットされているので距離感的に戸惑うかもしれませんが、これはすぐに慣れるように思います。80%からキー数が減ってはいますが、通常使うキーという部分でファンクションキー以外は大幅に減っているわけではありませんので、そういう部分でも困ることは無いかな……と思います。
 もしも違和感があるとしたら……それは、キーの収まり具合でしょうか。VARMILOの従来品における80%と65%で明確な違いがあるのは、80%ではキースイッチが覗けるくらいキーキャップが浮いていますが、65%ではそうなっていません。というか、80%だけがそういう仕様です。キースイッチマニア的には喜ばれる仕様かもしれません(?)が、これについては65%や110%と統一して欲しいというようなコメントを見かけることがあります。
(打鍵音もその影響か、ちょっと違って聞こえる気がします)

 通常使う上で耐え難いほど違和感があって使えない……ということは無いと思います。60%や40%にくらべてサイズ的に余裕もありますし、キーを打ち辛いということも無いでしょう。最初は少なからず違和感があるかもしれませんが、それは慣れる程度のものだと思いますよ、個人的には。

 80%はコンパクトな中にしっかりとした、安心感のようなものがあって「これはこれで」と思いますが、よりコンパクトな65%には「キーボードを追求して使っているマニア」っぽさがあって痺れますよね。特に、ゲーミング用途ではマウスのフィールドを大きく取りたいでしょうし、コンパクトなキーボードは重要でしょう。あなたが今、VARMILOの80%を使用していて、65%を悩んでいるのだとしたら……それは、他の有力なキーボードと一緒に検討しても良いものだと、ひとりのVARMILOユーザーとしては思います。


(この記事は『VARMILO BLACK BLACK JIS / Cherry MX 赤軸+静音化リング』で書きました)

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