【VARMILO】デイジー軸の静音化、打ち続けてみてわかった良いところと悪いところ【静音化】

  こちらの記事でデイジー軸を静音化したことを書きましたが、今回はそこから色々とタイピングを重ねてわかったことを書いてみようと思います。

 良いところもあれば、悪いところもあります。



 まず、良いところですが打鍵音は結構抑えられます。構造上、そして装着位置的に底付き時の音を軽減できるのがCherry MX系スイッチ対応の静音化リングですが、戻りの音、つまりキーがフルボトム常態から戻る際の音は軽減できません。これはHHKB等の静電容量無接点方式用の静音化リングだと逆になりまして、底付き時の音は消せませんが戻りの音は軽減できます(装着位置が異なるため。詳しくは動画が沢山YouTubeにあると思うので、気になる方は検索してみてください)。少し脱線しましたが、戻りの音は軽減できませんが押し込む際の力が強いのであれば、底付き時の音が軽減できるだけでもかなり静音化が果たせます。

(私の場合はついつい激しく打ち込むケースが多く、体感的にはかなり効果が感じられる状態です)


 2.0mmでは気になったショートストローク感も1.5mmでは違和感が少なく、多少は厚みの分だけ違和感はありますが、どうしても気になった2.0mmと比べたら違和感はないようなものです(個人の感想。そういえば、個人の感想ってもう免罪符にならないみたいですね)。強いて言えば、やはり底付き時の硬質的な感触がやや軟質な感触になるのは好みが分かれそうかな、とは思います。



 さて、悪いところですが……これはもう、最も言えることは打鍵音の変化ですね。これは他の軸でどうかという部分はありますが、デイジー軸に関しては打鍵感の軽快感とともに「気持ち良い!」と思えた要因の一つが打鍵音だったのではないかと思います。底付き時の音はやや大きめなので静音化を狙ったわけですが、そもそものその打鍵音自体がデイジー軸の軽快感に一役買っていたのではないか? という気がするのです。

(とはいえ、静音化後もカタカタ感のある打鍵音は出ているので、「音があった方が打っている感覚があって良い!」ということでもなければ問題ないのかも……? 私が気にしすぎ?)

 打鍵感も先に書きました通り、硬質的な感触からやや軟質的な感触へと変わります(軟質、と表現していますがブニョブニョという程ではなく、板にぶつかっていた感触が硬いゴムにでも当たった感触に変化した、くらいのものです。工作に使うカッターマットとか)。これは指先から感じる部分であり、タイピングという指先に作業を集中させる過程において気になる人は本当に気になる部分です。個人的にはすぐに慣れた部分ですが、打鍵音含めて「硬質な感じが良いのに……」と感じる人にはマイナス面ですね。

(ちなみに私は外すほどではないけれどもちょっと残念だな、という感じです)


 静音化リングはいわば強引に静音化を狙うアイテムであり、そこにはメリットのみならずデメリットもあるわけですが、VARMILO静電容量式メカニカルスイッチにおいて、使う選択肢は有りなのか無しなのか、というところで言えば「静音化が絶対的な目標なら有り」という感じでしょうか。逆に、なんとなく静音化したい、という程度であればお薦めはできないかもしれません。静音化は出来ますがそもそもメカニカルキーボード的な打鍵音は多少残りますし、それのために打鍵音・打鍵感を(大げさに言えば)犠牲にできるのか? その辺りを考慮して、静音化リングの採用可否を決めるのが良いかなと思います。

 個人的に今回の静音化は大成功ではないですが、「やって良かったかな」という程度には成功感があります。次のオーダーメイドはローズ軸にして静音化リングを付けようかなと思っていましたが、これなら(静音化は)デイジー軸だけで良いかなという気もします。ローズ軸はローズ軸の感触を楽しみたいかな……?


 落ち着いたら、静音化後の打鍵音を収録しようと思います。静音化前の打鍵音と比較して、検討していただけるような材料になったら良いなと思いますが……再生数100程度が精一杯の投稿者なので、貢献度は望めないですね(苦笑)


この記事は『VARMILO 65%カスタマイズキーボード / デイジー軸+静音化リング(1.5mm)』で書きました。

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