【自キ】日本語配列キーボード Yamada75 Go【初心者】

  以前ブログで触れたYamada75 Goこと『山田75号』(通称、山田)ですが、購入して色々と揃ったのでまとめていこうと思います。




・キットについて

https://darakuneko.booth.pm/items/3478151

 Yamada75 Goこと、山田75号は60%以上80%未満のわりとコンパクトなキーボードのキットになります(にわかキーボード好きなので、これを75%と言って良いのかわからないので、あえてサイズ感はニュアンスで)。「初心者が自作キーボードの世界に入りやすいように」という制作者である堕落猫さんの考えから、お値段もそうですが組み立てが楽なキット内容ということです。

 ちなみに私はハンダに対して苦手意識を中学生時代に持ってしまっているため、今回は「とりあえず自作キーボードの世界に足を踏み入れよう!」ということで、キットと同時購入で選べるハンダ付けサービスをお願いしました。(ハンダはまた別の機会にチャレンジしましょう)


・キースイッチについて

 結構悩んだのですが、リニアばかり使っているのとタクタイルに興味が出ていたため、タクタイル軸で行こうというのだけはあっさりと決まりました。問題は、じゃあどの軸を選ぶのか? というところでして……キースイッチ、色々ありすぎです(苦笑)

 いくつか候補を絞った結果、最終的に三雲岳斗さんが使っていたからという単純な理由から、Input Club Hako Violetにしました。最初は押下圧の問題からHako Trueと悩みましたが……使っているVARMILOデイジー軸よりは重めなこと、それでいて重すぎずタクタイル軸であることが決め手になり、Hako Violetにしました。

(まあ、やっぱり三雲岳斗さんと同じ軸を使ってみたい、というのが一番ですね)


・キーキャップについて

 これが最後まで悩んだ部分なのですが、日本語配列のキーキャップは選択肢が英語配列と比べて豊富ではありません。最高にイカしたキーキャップを見つけても(日本語表記があるにもかかわらず)英語配列だったり、日本語配列だけれども予算的には厳しいお値段だったり……。良い物を選ぼうとすればお値段はそれなりにするのはどの分野でも同じですが、そもそも『丁度良い』ところがスポイルされているような印象がありますね……。

(まあ、それでも探せばなんとか見つかることには見つかります。あとは予算に合わせて妥協するかしないか、ですね)

 一応、堕落猫さんが提示されていた確認済みキーキャップがあるのですが、素材やレジェンドに今回はもう少し個人的なこだわりを持ちたいなと思い(初めての自作キーボードキットですし)、他を探すことにしました(使えなくても泣かない)。

 結果的に、みつけたのが予算大幅オーバーな某キーキャップセット(とても良い、本当に良い……しかし、予算が……)と、今回選んだNP PBT Blank KEYCAPS SET 124 Keysでした。

 NP PBT Blank KEYCAPS SET 124 Keysは素材的にOK(PBT製)、キーキャップの形状も(初心者的には)面白いなと思ったのですが、ネックだったのが無刻印だという点です。一応、ブラインドタッチはそこそこ出来るのですが、ショートカットを使う時とかに「あれ、キーどこだっけ?」と探すことが無いわけではなく……そこが不安でした。……が、基本的な打鍵は出来るのであるし(たぶん)、今回は見た目を重視したいなということで、NP PBT Blank KEYCAPS SET 124 Keysの黒を選ぶことにしました(白も悩みましたが、今回は統一感を優先)。

 ステップスカルプチャーではない点も少し気になるところでしたが、昔使っていたメンブレンキーボードはフラットだし、ノートパソコンも同じだよな? ということで、気にしないことにしました。

(あまりに気になるようであれば、また別のものを探すということで)


・組み立て

 堕落猫さんにハンダ付けまで終えて頂いているので、私がやることは『足』をつけて、キースイッチを確実に取付けること、キーキャップをはめることです。

(もしもビルドガイド、ビルドログ的にこの記事を参考にしたいということでしたら、まったく参考になりませんので堕落猫さんのビルドガイドを読み直すか、他の方の書かれたものを探してください)

 キースイッチは悩みましたが、一応スプレールブしました(安定の呉さん)。ストックと比較しての結果ですが、「気持ち滑らかになるかな……?」くらいなので、やれる方はちゃんと分解してルブした方が良いと思います。

(今回やって思いましたが、スプレールブですらしんどいのに、これを分解してルブしている自作erの方々凄いです……というか、「動画見ながらやりました」と書かれているいる理由が、少し理解出来ました)


追記

 スタビライザーもタミヤのFグリスでルブしました。しないよりはマシ? なレベルかもしれませんが、特に問題なく(音や違和感等)使えているので大丈夫かな、と。


・キーマップ変更

 一応デフォルトでキーマップは書き込まれているのでそのまま使えますが、せっかくなのでキーマップを少し変更します。Remap初めて

 半角/全角キーをEscに変更、CtrlとCapslLockを入れ替えます。後者はやらなくても良い変更ではあるのですが、『理想のマイキーボード』で色々検討した配置なので導入します。で、CapsLockも半角/全角キーへ変更。これで『理想のマイキーボード』相当のレイアウトになります(『理想のマイキーボード』ではCapsLockが存在しないため)

 メニューキーは使わない気がするので、思いきって左Ctrlに。不具合あればまた変えます。

 他は特に気になる部分やこだわりたい部分はないので、そのままです。レイヤー的にはプリントスクリーンの設定だけ追加している感じですね。レイヤーについては使いながら追々、という感じで。


・使用感

 実際に使用希望状態(この状態で使いたい、という芥川が望む状態)になり、使用してみました。まず、キーの配置が無理が無いということがとても嬉しいですね! スペースキーがこれまで経験した中で最も小さいため、そこだけまだ不慣れですがほとんど問題なく使用できるのが良いですね!

 キーボード自体の質感と、このレイアウトで「こんな安くて良いの……?」と不安になってしまいますが、ここはありがたく恩恵を受けさせて頂こうと思います。堕落猫さんに感謝!!

 懸念材料だったキーキャップも問題なく取付けられましたし、キースイッチも軽すぎず適度なコトコトとした打鍵感と、思っていた以上の質感を得られました。TwitterではこのYamada75 Goにケースを付けてみようという動き(?)もありますが、ケースが付けられたらもっと良いのだろうなと思いつつ、ケースを作れないのでとりあえずここまでです。このままでも十分素敵で使えるキーボードですし、ね!

(ちなみにブランクキーキャップは概ね問題なく使えていますが、まさかのパスワード入力時に入力ミス連発をしてPCの使用に四苦八苦しましたのはここだけの恥ずかしいお話……)



 キーキャップやキースイッチの違いでまだまだ素敵なYamada75 Goが産まれてくると思います。導入コストも比較的安価ですし、はんだ付けが苦手な方もはんだ付けをお願いできるので「自作キーボードを始めてみたいけれども敷居が……」という私みたいな人は、一度検討してみては如何でしょうか?
(ちなみに私は組み立てまでに諸々込みで約2万弱です。キットが3,000円切る価格なので大半はキーキャップとキースイッチ代。あ、あとはんだ付けサービス代ですね。安く済ませようとすればもっと安くなります。※タイプCケーブル含まず

 今は他のキーボードで使っていたカスタムケーブルを使っているので、今後は山田専用ケーブルを用意したいですね~。

 よーし、これでバリバリ書くぞ~!

この記事は『Yamada75 Go / Hako Violet』で書きました。

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