【自キ】『山田の温もり』を改善してみた【ケース】
山田(Yamada75 Go)用のオリジナルケース(トレイ)、『山田の温もり』を改善してみました。
今回の改善内容としては、山田を収める際にややキツすぎるのでそれをゆるめること、そして塗装の改善を行いました。
ケースサイズの問題は、そもそも最初の加工時点で発生しており、寸法間違いと加工下手が原因でした。今回は追加でケース内側を削ることで微調整しました。左右幅が合っていないことが原因と思っていましたが、実際はケース奥側(R1側)が内側に出っ張っていたことが原因で、その結果として左右への影響が出ていたようです(つまり、少し歪んで入っていた)。こちらを確認し修正した結果、素直に収まるようになりました。
塗装の改善は色味と、ケース修正(割ってしまった部分を木工用ボンドでつなぎ合わせた)の際にはみ出ていたボンドの残りが塗料を弾いてテカってしまっていたため、今回は手を抜かずにしっかりとヤスリがけして表面をならしました。結果、良い感じにくたびれた風合いの木材といった味わいが出て好みに近付きました。
(とはいえ、まだまだ塗装と処理が下手で、理想には遠いですが……)
組上げの際にはフェルトをさらに追加し、ついでに通販の緩衝材として入っていたシートを入れてみました。劇的に変化したか? と聞かれると「いやぁ……なんか少し良くなったような?」といった感じですが、ケースの修正と合わせて良い感じにコトコト感が感じられるキーボードに仕上がったように思います。ケースによる響きと感触が、タクタイルを上手く味付けしてくれているような……そんな感じです。実に好み。
寸法間違え、加工下手によりきっちりと収まっているわけではないので、音響的には良い訳ではないと思いますが、それでも「ああ、これで良いや」と個人的に思える仕上がりなので満足です。キッチリ仕上がった木製ケースへの憧れは尽きませんが、自分の手で、試行錯誤して組んだ初めてのケースだと思えば及第点をあげても良いんじゃないかと思える程度には満足しています。3Dプリンタや設計を出来ない自分に出来るケースとしては、頑張ったものだと。
ひとまず自分なりの山田というものが出来上がりましたが、『別の山田』の可能性を追求してみたくなるほど、自分は山田を気に入っています。次は、白のキーキャップにプラ板で薄型のトレイを作って……なんて、妄想が膨らんでしまいますね!
この記事は『Yamada75 Go / Hako Violet』で書きました。
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