【自キ】オリジナルに挑戦してみよう、という気持ち(だけ)【格子配列】


 山田75号やJ73GL+GL516のおかげで素敵な日本語配列自作キーボードに囲まれた生活をしていますが(自キ以外にもVARMILOが複数あります)、こうして自キ沼に浸かっていると「……自分専用というか、自分でも自作キーボードを最初から作ってみたいな」なんて気持ちがスクスクと育っていきます。

 実は少し前から色々考え、進めていた芥川製作、専用キーボード『Edo49J(仮)』について今回は書いてみようと思います。



【自キ】Edo49J(仮)の構想

 上記リンク先は私の別ブログ、『Akutagawa Keyboard Laboratory』の記事です。このブログでは自キに限らず、キーボード関連のアレコレを雑に取り扱ってきましたが、『Akutagawa Keyboard Laboratory』では自作キーボード関連のことについて初心者視点で気になることなどをメモ書きのように書いています。その中で『Edo49J(仮)』も備忘録的にまとめています。

 格子配列というのは初心者からすると見慣れたキーボードとは違っていて、少し特殊です(他の配列もまあまあ特殊ですが)。そんな配列を何故選んだかというと、「作りやすそうだから」です。大好きな日本語配列を選ばなかった理由がそれというのもなかなか情けない(?)ところですが、まずは作ってみなければ良いも悪いも見えてきません。なので、作りやすそうなもので挑戦、というわけです。


 そもそもの問題点として、私は自作キーボードのデザイン、製作に必要な道具やサービスを使いこなせません(汗)。CADって何だ? 説明を読んでもよくわからん……そんな人です。サリチル酸さんが公開している『GL516 デザインガイド』等を参考に進めていけば、少なくとも『GL516』に対応した基板は作れるはずですが……現状、読みながら進めても躓いている不器用さ、飲み込みの悪さなので致命的です。詰んだ……。

 とはいえ、実際のところ、しっかりと基板を作って製作依頼をして……という工程を省いても作れてしまうのが自作キーボードです(というか、らしいです)。基板を会社に発注して作る……なんてことが考えられなかった頃に存在した『空中配線(手配線)』なら、キースイッチを固定さえ出来ればなんとかなる、と。なので、今回の挑戦は空中配線による自作キーボードの製作となります。

(空中配線について調べていると、結構な頻度で「面倒くさい」という文言が見られるのが怖いです)



 上の画像は、所謂トッププレート(キースイッチがはまるプレート)として用いるアクリルプレートのデザインです。これ、Keyboard Layout Editorで作成したレイアウトをJSONファイルからプレートに起こせるPlate & Case Builderを使えば苦労なくデザインそのものは作れるんですね。これをレーザーカットサービスを依頼する先の注意事項に従ってデータを調整すればプレート自体は完成まで持って行けます。私は遊舎工房さんのサービスを想定してデータを作成してみました。(遊舎工房さんを使うなら『レーザーカットサービス』の項目をよく読みましょう)
 トッププレートが出来れば、あとはキースイッチとProMicro、ダイオードとケースを用意してはんだ付けすればキーボードになります(なる筈)。ただし、遊舎工房さんで取り扱いのあるアクリルは最薄で2mmとなります。キースイッチをはめるトッププレートは一般的に1.4mmということですので、このままでは固定は難しいです。キースイッチはホットボンド等で固定することになるでしょう(空中配線で作られている方の中でアクリルプレートを使っている方の記事を読むと、そんな感じで対処されているようです)。まあ、はんだ付けの時点で容易にキースイッチの交換なんて出来ないわけですから、ホットボンドで固定しても何も問題は無いですね(たぶん)。


 完成予想図というか、希望図というか。こんな感じで木製ケースに収めようと思っています。既製品は使えませんので(想定してプレートを作っていない)、またもや自作ケースです。精度がアレなので難しいですが、まあなんとかなるでしょう……。

 色々勉強しつつ、ああでもないこうでもないと試行錯誤中です。4月、5月で完成させたいですが、ちょっと忙しくなる気配もあるのでどうなることやら……。

この記事はYamada75 Go(Kailh BOX Silent Brown)で書きました。

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