【自キ】あらためて、山田初号機を味わう【山田】
芥川が初めて触れた自作キーボード、山田ことYamada75 Go。自作キーボードに興味はあれど、はんだ付けや英語配列メインな環境に尻込みして手が出なかった自分に、自作キーボード沼に片足を突っ込ませてくれたキーボードです。
今では仕様違いの4台を愛用しているのですが(時と場合によって使い分け)、今回はその最初の山田である初号機を味わいつつ、自分が今後求めていきたいキーボードの話でも。
現在パーツ手配中のAct-JP52。こちらは山田とJ73GL(+GL516)を使う中で「自分でもキーボードを設計してみたい!」と思って考え始めたキーボードです。その出発点は、やっぱり山田なんですね。
自作キーボードならではというか、最低限の構成で最低限必要なものをキチンと揃える、というのを味わえたのが山田でした。ケースがない、ボトムプレートがなくても絶縁してゴム足付けたらしっかり使える。そりゃたしかにそうだって話ではありますが、なかなかそう簡単に割り切れないですよね……でも、そのおかげで初期山田はものすごくリーズナブルに自作キーボード体験が出来るキットでした。(現在はアクリル化と円安の影響で変わっていますが、それでも安いですよね……)
山田の、特に初期山田の良いところって、その気になればケースを自作して自分好みな1台を仕上げられるところだと思います。もちろん、汎用ケースに適応した基板であればもっと手軽にそういう風に仕上げられるのですが、山田のためだけにケースを作るというのがより愛着が湧くというか……そう、特別感があるんですよね。(個人的な意見)
そういう体験を通して、J73GLを組んだりして、また山田を組んで……それで、「あ、自分でも設計してみたい」と思えたんですよね。うん。もっと自分だけのキーボードにしてみたいなと。
そうやって、色々やってみて、あとはアクリルプレートの発注と仕上がりが上手く行けば組めるというところまでどうにか辿り着いて……ふと、山田初号機に触れてみたんですよ。……ああ、これだな。なんか、そんな気分でした。
拙い技術で作った木製ケース。はんだ付けを設計者の堕落猫さんにお任せして、キースイッチをはめてキーキャップを付けただけの初号機だけど……でもやっぱり、これはこれで特別感があるんですよね。好みなキースイッチと、偶然にもマッチした打鍵感と打鍵音を体感できるケース。初めてでこんなに良いモノを手にしたら、「他の可能性はどうなんだろう?」って、そりゃ深みにはまりますよね……。
まだまだ自作キーボード沼に片足突っ込んだだけですし、知らないことや出来ないことも多いですが……もっともっと知りたいし、出来るようになりたいなと。あらためて山田初号機を味わってみて、そう思う夜でした。
この記事はYamada75 Go / Hako Violetで書きました。
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