【2022】とあるアマチュア作家が使ったキーボード【振り返り】
2022年も今月を残すのみとなりました。個人的には色々とマイナスなことがありすぎて「え、もう?!」と焦りたい気持ちな年末を迎えそうですが、諦めて今年の振り返りをしていこうと思います。
(年末付近はそんな余裕が無さそうなので……)
とあるアマチュア作家が使ったキーボード、というテーマで誰得な記事をお送りいたします。
・VARMILO 73 JIS(オーダーメイド)
VARMILOのオーダーメイドキーボードですね。作ったのは今年ではありませんが、当時可能な範囲で自分好みに仕上げて貰ったキーボードです。追加で用意したケーブルも良い感じ。
このキーボードは軽量軸であるデイジー軸というのを使っているのですが、滑らか&軽くて、ヘタクソ打鍵な私は気を抜くと誤打が絶えません(苦笑)。指への負担はかなり軽いのですが、調子に乗って適当に打つと余計な打ち直しを自らに課すことになります。でも気持ちは良い。
文章を長時間打つアマチュア作家にとっては軽い軸というのは負担が少なくて良いのですが、一方で誤打しやすいタイピング下手には諸刃の剣といった感じです。自分は特に後述するAct-JP52"零式”を使った後にこのキーボードを使うと、タイピングが余計に下手になった錯覚を覚えるほど誤打が増えてしまいます。慣れるとやっぱり良い感じなのですが(それでも誤打はある)。
見た目がとにかく好みなキーボードです。
・Yamada75 Go(FR4版)
画像右から時計回りに初号機、弐号機、参号機です。それぞれHako Violet、Kailh BOX Silent Brown、FEKER Like Holy Pandaを使用しています。
堕落猫さんが設計された日本語配列75キーの自作キーボードキットで、自分が初めて自作キーボードに手を出したのがこのYamada75 Goこと、山田75号です。堕落猫さんのYamadaシリーズ(ファミリー)においては『飼い犬』ポジションのキャラクターだそうで。
使い心地としては大きすぎず、小さすぎない適度なサイズ感といった感じで、一般的なテンキーレスサイズと60%サイズの中間というコンパクト寄りなサイズです。独立した矢印キーが個人的には嬉しいですね。日本語で文章を書いていると、結構矢印キーに頼ることが多いのですが、これがショートカット(コンビネーション)ではなくワンキーで成立するのはテンポが良くて楽なんですよね……現在はそうでもないですが、まだまだ矢印キー無しに慣れなかった当時はかなり楽をさせて貰えました。
現在は手に入らないバージョンですが、シンプルなトッププレートと基板の2枚構成という思いきった内容は作りやすさと価格的に初心者に有りがたい内容でしたね。
・J73GL+GL516
サリチル酸さんが設計された日本語配列基板と、金属ケースです。初めてのGB参加、初めての金属ケースでした。
使用感としてはやはり金属ケースはしっかり感が違いますね……重さ、剛性感がもたらす手応えは結構好みです。いや、かなり好み? 打鍵音と打鍵感に関してはHako Violetと打鍵感向上用シリコンパッドによるハーフガスケットマウント化等で好みの方向へと調整しています。個人的な好みとしては、金属ケースは手応えは好きだけど軸によっては金属的な反響があまり好きではない感じなので、ケース底面にPORONシート等を貼ってそういった『雑音』を抑える方向が良いかなという感じです。
メインPCのメインキーボードとして常駐し、活躍してくれています。
・Yamada75 Go(アクリル)
FR4トッププレートは安価に製造できる反面、細かな傷、ムラのようなものがネックだったようです。そこで、新たにアクリルのトッププレートを採用したのが山田75号の新バージョンです。当初はパーツと頒布価格のバランスの問題でフルアクリルバージョン(従来の2枚構成とは違い、ミドルプレート2枚とボトムプレートが追加されて5枚構成となった)のみ頒布されていましたが、現在はトッププレートと基板(メインプレート)のみのシンプルバージョンも頒布されています。また、旧バージョンやシンプルバージョンに追加することでアクリル積層にバージョンアップ出来るオプションも出来たようです。
使用しているのはプレート固定方式が旧バージョンのフルアクリル山田75号で、現在はアクリルの固定方法が変更されています(旧:両面テープ、新:接着剤とネジ)。個体識別的に、自分の中では真・初号機と呼称しています。
JWICK T1の主張しすぎないけど気持ちが良いコトコト感とアクリルの感じがとても好みですね。キーレイアウト的には従来と変わらないので、使いやすさそのままに打鍵感と打鍵音がフルアクリル化で向上した印象です。メリハリが出来てしっかり感が増した、といったところでしょうか。
サブPC(執筆メインで使っているPC)のメインキーボードとして使用しています。
・Act-JP52"零式"
初めて自分で設計したコンパクトで日本語配列(疑似日本語配列)な、52キーキーボードです。基板設計に苦戦したため、これは空中配線で組んでいます(将来的に基板バージョンを製作予定)。
DUROCK T1 Shrimpを採用し、静音ながらも心地良いタクタイル感が指先に確かな手応えを与えてくれます。レイアウトの問題により、キーキャップが残念ながら対応できるものがありません。同じ形状のもので組み合わせるか、無刻印もしくはレーザー刻印等のサービスを利用するしかないのが欠点ですね。
使用感としてはコンパクトながらしっかりと自分の要求に応えてくれて、当初は慣れなかったレイヤー操作も使い込む中で染みついてきた感じですね(まあ、それほど複雑なマップにしていませんが)。いくつか設計・組み立て上の反省もありますが、使っていてこれでも問題ないというレベルに仕上げられたのは予想外でした。こういうキーボードを使いこなしてみたかった、というキーボードですね。
妥協がありつつの設計でしたが、「これで十分なのでは?」という手応えもあり、いきなりこれで嬉しい反面、今後が心配でもあります。
現在はメインPCに接続し、主に小説を書く際に使用しています。
ざっくりですが、今年しっかりと使っているキーボード、組んだキーボードの振り返りでした。これ以外にもVARMILOのキーボードをちょくちょく使っていたりしますが、使用頻度的にはここに載せたキーボードがやはり高めですね。
手元に届いているものの、自分の使える時間と予算タイミング的にまだ組めていないキーボードもあるので、来年は積まずにパッと組んでしっかり使える一年に出来たらなと思います。あと、Act-JP52の完成。
さて、残り一ヶ月を程々に頑張りますか……。
この記事は、ここで取り上げたキーボード各種で代わる代わる書き上げました。
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