【配列】配列研究を読んでみると面白い【論文・資料】

「何故、QWERTY配列なのか?」

 キーボードの配列を色々考える段階になると、悩む人もいる(?)配列問題。多くは「QWERTY配列なんて非効率だ」という結論と共に物理配列、論理配列について効率的なものを求めていくことになるのですが、そのスタート地点は「何故、QWERTY配列なのか?」という苦言めいたものがあるかなと思います。そして既存の配列ではUS配列なのか、JIS配列(広義な意味での日本語配列とここでは解釈する)なのかといったことも小さな配列問題でしょう。

 そんな配列についてですが、ちょっとUS配列絡みでTwitterで話題となっていたので触れてみたいと思います。私の趣味(?)の関係で、日本語配列絡みのお話です。

(この記事は効率的な配列とは何か、を論ずるものではありません)



J-STAGE

 上記サイトは、「日本から発表される科学技術(人文科学・社会科学を含む)情報の迅速な流通と国際情報発信力の強化、オープンアクセスの推進を目指し、学協会や研究機関等における科学技術刊行物の発行を支援して」いるもので(サイト概要より抜粋)、認証付き記事以外は世界各国様々なユーザーが閲覧できるようになっています。その中にはキーボードに関するものもあり、かの有名な(?)『キーボード配列QWERTYの謎』の著者の一人である安岡孝一氏(もうひとりは安岡素子氏)の書かれた記事も含まれています。

 私は以前、和田英一氏の書かれたものに興味が出た際に色々調べたのですが、その際にも上記『キーボード配列QWERTYの謎』と当たりまして、そこから安岡孝一氏関連でこのサイトに辿り着いたことがあります。その時には見逃していたものも結構あるようで、J-STAGEについて言及しているツイートを見かけて久しぶりに色々見てみました。以下は、その中でもオーソドックスなJISとANSIの制定に至るまでの経緯と変遷について触れています。


キー配列の規格制定史日本編 : JISキー配列の制定に至るまで

 タイプライタからJISキー配列制定までの経緯、変遷。

キー配列の規格制定史アメリカ編 : ANSIキー配列の制定に至るまで

 タイプライタからANSIキー配列制定までの経緯、変遷。

 QWERTY絡みのお話にも触れている。


 キーボードやキー配列といったワードをキーワードにして検索すると、他にも記事が出てきます。個人的には『コンピュータ端末のキーボード配列に関する研究』や『キーボードの人間工学的設計』は面白くて、読み深めたいですね。

 配列の効率化、という部分にはそれほど重きを置いていませんが、個人的にはこういう歴史から現在のキーボードの成り立ちを知る、という研究は好きなので色々読んでみたいですね。

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