【自キ】打鍵音向上施策のひとつ、テープMOD【打鍵音】
先日アップした記事を書いている中で、あらためて山田初号機(画像のキーボード)を使っていて「やっぱり木のケースも(自分が作った精度悪いやつだけど)良いなぁ」と思いました。同時に、動画サイトでみかけるタイピングテスト動画で聴く良質な打鍵音には遠く及ばないことも再確認しました(まあ、そらそうだわって感じですが)。
今回は、ちょっと現実逃避も兼ねてこの打鍵音の向上というのを少しだけ目指してみたいと思います。
打鍵音を構成するのは主にキースイッチであり、そこに様々な要素が加わって最終的な打鍵音となるのだと思います。キーキャップを変えるだけで打鍵音が変わった、という話はよく見かけましたね。他にもケースの素材や形状でも変わるのはよく分かる部分かと。そういった要素を調整することで、より自分好みな打鍵音に仕上げていくことは自キ生活における楽しみ方のひとつなのでしょう。
キースイッチにこだわりがないのであれば(という書き方は語弊を招きますね、使っているキースイッチにこだわっておらず、他の軸でも良いという話です)、簡単なのは打鍵音の良いキースイッチに交換することです。今回、私の場合はHako Violetを使っているキーボードなので打鍵感も含めてこれを変えるつもりはありません。なので、出来ることは良質なグリス・オイルでルブしてやる以外ではキースイッチ以外の部分で変えていくしかありません。(この個体の場合はスプレールブをしているのでとりあえず保留します)
やれる部分から手を付ける、となるとケース内部に手を加えるか、基板裏にテープを貼る『テープMOD』でしょう。ケース内部にはPORONシートを敷いているので、厚みを増やす以外は今のところ思いつきませんので、『テープMOD』に挑戦してみることにします。
画像は別個体(弐号機)を組んだ時の画像ですが、元々山田75号の初期タイプは基板に直接ゴム足を付けるワイルドなキーボードであったため、キースイッチ裏にはショート防止のためにマスキングをするようになっていました。……テープMODしてある、といえばしてある状態ですね(苦笑)。とはいえ、ショート防止目的であり、ぎっしりと詰めてあるという感じではないので追加してみます。
黒マステの下にちょっと見えている白い模様が入っているのが元々貼ってあったマステで、タミヤのミニ四駆で使っている(使っていた)マステです。貼った直後は気にしていませんでしたが、こうして写真を撮ると雑ですね……。ま、まあ気にしない。
本来は基板を全面的に塞ぐ感じでやった方が良さそうなのですが、最低限という感じで貼っています。文字部分と絵の部分を消したくなかったんです……ケースに入れると隠れちゃうけど。
で、実際に使ってみた感じは「ん? ちょっと音が締まったか?」という感じですね。少し雑音的に混じっていた高音が抑えられ、低い音が強調されたような印象です。より、コトコトした音が気持ち良く響くようになったというか……。気のせいだろ、レベルの変化ですが使っていると「お、良いんじゃないか?」という気がする、そんな些細なレベルです。まあ、やってみて良かったんじゃないか、と思える程度の結果ですね。ちょっとは前に進んだぞ、的な。
やってみて思いましたが、これは突き詰めすぎるとキースイッチの個性を潰すだろうなという気がします。実際、そういう面を危惧してテープMODをしない方もいらっしゃるようです。やる側の理由も、やらない側の理由も分かる気がするなぁ、というのが今の自分の立場ですね。キースイッチによってはテープMODで打鍵音を改善するというのはアリだな、と思いますし、個性的でそれこそがそのキースイッチの『良さ』であるなら、それを潰しそうなテープMODはやらない方が良いかもなぁ……と思います。
もう少し何か出来る気がしますが、あまりやっても蛇足感出てしまうかなというところもあり、難しいですね……。たぶん、打鍵音や打鍵感にこだわる人はそういうのを追求しているのだろうなと思い、凄いなと思います。これもまた沼ですね。う~ん、大変。
ケース側はもう少し精度を上げられたり、素材を吟味すればもっと良くなりそうな気はしますが、自分の環境と技術では結構大変なので後回しですね(苦笑)。
この記事はYamada75 Go / Hako Violetで書きました。
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