【自キ】Cherry MX Brown、人気無いんですか?【キースイッチ】
茶軸――それはタクタイル軸を表す代表的な『色』表現ですが、狭義的にはCherry MX Brown(Cherry MX 茶軸)のことを指すかなと思います。MX互換軸というのはCherry社の特許が切れたことにより広まった各社のコピー・オマージュ、競合品ということですが、そういった歴史があるためにMX軸に倣って◯軸という表現が出てきたという経緯みたいですね(という私の解釈ですが、違ったらごめんなさい)。
しかし、そんな原点とも言うべきMX軸の中で、どうも茶軸の評価がイマイチっぽい動画やブログを見かけました。……MX Brown、人気無いんですか?
見かけた低評価の理由のひとつに、『タクタイル感の薄さ』を多く見かけました。「ちょっとルブしたらリニアと同等だ」という趣旨と思われるコメントも見かけました(拙い翻訳なので、直訳気味ですが)。なるほど、タクタイル軸でありながらタクタイル感が薄いので意味が無い、といった感じなんですかね?
たしかに、自分で打鍵した感じでもタクタイル感はあまり強く感じません。とはいえ、リニアというほどスムーズにも思えません。たしかにタクタイルの山はあるように感じます。これをリニアというのはちょっと乱暴すぎじゃないかな、というのが私個人の、現段階での感想になりますね。これについては、強タクタイル軸が多く存在する現状が評価を下げていった原因なのかなと推測します。比較対象が良くなっていった状況で、いつまでも変わらぬ老舗の味を維持していたのが、逆に仇になったということなのかもしれませんね。難しいですね……。
強タクタイルの打鍵感は、私も嫌いではありません。JWICKのT1とか好きですし。ただ、Hako Violetのような軽い感じのタクタイルも大好きなんですよね。そんな自分から見ると、MX Brownの打鍵感は嫌いではありません。凄く好み、というレベルではありませんが、「嫌いって言うのは違うよなぁ」くらいの、微妙な域のキースイッチですね。悪くはないけど積極的に選ぶほどでもない、といった感じでしょうか。
キメラスイッチの部品としてMX Brownのステムを使いましたが、MX Brownのスプリングだけを交換して、ルブしてもっとイイ感じに出来ないものか、なんて興味が湧いてきました。MX互換軸が増えた現状で、MX Brownに固執する意味はあるのか? というところはありますが……何か、そういう試みを楽しむのも良いかなと言う気がします。互換軸と比べて、ちょっとお高くなりますがね(苦笑)。
やるなら、思いっきり比較したり、セッティング追求みたいなことをしてみたいですね。それだとホットスワップなキーボードで、30%くらいのサイズが欲しくなりますが……どうしよう? 自分でやるにはちょっと面倒な気がしてきました(苦笑)。
この記事はActy-31で書きました。
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