【VARMILO】スプレールブでキースイッチの改善なるか?【赤軸】

 


 キーボードのお手入れです。



 新しいキーボード(桜キーボード)を手に入れたこともあり、何となくキーボードの気持ちが高まっている芥川(何ソレ?)。自作キーボードではよく見かけた『ルブ』が普通のメカニカルキーボードでも可能だと知り、試してみることにしました。


 通常のキースイッチのルブというのは、キースイッチを分解し、潤滑剤を塗って摩擦抵抗を減らしたりする作業……という解釈で良いと思いますが、これは組み込み前もしくは分解後のキースイッチで無ければ施せません。VARMILOのキーボードは完成品として存在する、メーカーが組み上げたキーボードですから、ルブをするには分解し、半田を溶かしたりする工程が必要になります。……それはちょっと敷居が高いというか、怖いなと。

 ところが、そういったしっかりと施すルブとは違い、シリコンスプレー等を吹き付ける『スプレールブ』というものが存在すると知り、「それなら出来るかも!」となったのが一週間ほど前。施すのは、手持ちで2台目のVARMILOとなったBlack Black JIS テンキーレスです。悪くありませんが、デイジー軸や桜軸のスムーズな感触の前に、やや不満なところも出てきました。なので、駄目で元々……の精神で。

 使用するのは呉工業の『シリコンルブスプレー』。シリコンスプレーが良いという記述が多かったのと、メーカー的になんとなく安心感があったのでこれにしました。



 まずはキーキャップを外します。使用していない時はダストカバー(購入時に付属しているプラ製のカバー)を着けているおかげか、目立ったほこり汚れは無さそうです。とりあえずエアダスターで隙間に入っているかもしれないほこりを吐き出させ、それからルブに入ります。


 当初はスプレーの中身を瓶に入れてから、それを筆みたいなものでキースイッチに塗りつけるかと思ったのですが……思っていた以上に速乾性が高く、諦めて豪快にスプレーを直接吹きかけることにしました。

 やり方を一応、動画で探したりしましたが、スイッチの軸部分(赤軸だと赤いパーツの部分)を押し込みながらスプレーするものだけ、見つけることが出来ました(他は文章メインで写真も動画も見つけられず……)。なので、まあ失敗した時は泣いて反省しようと、思いきって実行。……結論としては、自分の赤軸には効果有り、でした。


 VARMILO桜軸との比較で「桜軸は赤軸よりも滑らか」と表現したのですが、それは何故かというと、自分の使っている赤軸は少しだけカサカサ感があったんですよね。スプレールブの結果、その感触が改善されているように思えます。

 怖くて(気持ち的には)抑えめに吹いたのですが、それでも自分の指では効果を感じる結果となりました。とはいえ、もっと吹けばもっと改善するかと言えば怪しく、逆にスイッチに悪影響を及ぼすような気もします。程々が大事でしょうね、たぶん。


 分解した訳ではありませんが、改造みたいなものなのでメーカー保証とか得られなくなると思いますので試す方は自己責任で行いましょう。個人的にアリなお手入れだと思いますが、やり方含めて推奨は出来ません。あくまでも「こういう方法もある」といったところでしょうか。

 副産物として、静音リング装着後からやや打ち難かったキーの反応が良くなったので、それを含めてとりあえず良かったなという感じです。駄目元でやって良かったですね。

(とはいえ、キーボードテスターで不安になりながらキーのチェックをしたのはここだけの話)

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