【キーボード】赤軸の再スプレールブ&静音化リング交換【VARMILO】


 以前にスプレールブ&静音化していたVARMILOの『BLACK BLACK JIS』。悪くない使い心地ではありましたが、微妙な打鍵感の変化、そして何よりもキーストロークのショート化が気になってはいました。65%の方で1.5mm静音化リングを試したところ、打鍵感への影響が2.0mmのものと比べて好ましいものであったことから、メンテナンスついでにこちらも1.5mm静音化リングに交換することにしました。


 今回はメンテナンスということで、多少打鍵感に気になるところが出てきたので再スプレールブを試みました。実際のところこれが良いことか悪いことかと言われれば、あまり良くはないだろうなという(甘い)自己評価ですが、分解できない以上これが私の精一杯です。
(分解できてキースイッチも外せるのであれば、完全に分解して古い潤滑剤を落した上で再度ルブした方が良いと思います)

 使ったのは前回同様、呉工業のシリコン ルブスプレーです。イケてるキーボードの動画には別の製品がよく使われていますが、あるものでやりましょう。ここまで問題もありませんし。
 使い方はこれまた前回同様、直接軸のところへスプレー。キムワイプで包みながらとか、精一杯の抵抗を試みましたがそれなりに飛び散りました(そういう点でも分解できるなら分解したい)。スプレー後はしばらく置いておき、その間にキーキャップの静音化リングを交換しておきます。これは面倒くさいだけで、難しいことは何も無いので問題なく終了。飛び散ったスプレーを頑張って可能な限り拭き取り、キーキャップをはめたら作業終了です。

 使ってみた感じは、やはりストロークの違和感が薄くなり、それでいて底付き時の音はしっかりと抑えているので静かながらちゃんと打鍵できるという点でかなり改善できましたね! やはり、静かになってもショートストロークになってしまうのは好みではなく、個人的には1.5mm静音化リングが良いなと思いますね。
 打鍵感そのものとしては、気になっていた点は概ね解消されており、ついでにスタビライザーのグリスアップもしたので(これまた分解できるなら古い潤滑剤を以下略)、スペースキーやエンターキーが若干おとなしくなった気がします。タミヤのグリス便利。
 押下圧45gのCHERRY MX 赤軸ですが、何だか気持ち軽くなったような打鍵感です。バネを換えたわけでは無いので変わるはずが無いのですが、おそらくスプレールブによって滑らかになった影響かなと思います。ただ、前回よりも余計に軽く感じるのは、おそらく深くストロークさせていることによって「軽さを感じる領域」まで打鍵できるようになったからかな、と想像します。これは何も根拠が無い、使用者の印象なのでただの参考意見ですが。

 メンテナンスを行ったことで、また快適なキーボードが増えました。赤軸は使いやすく癖が無いので作業用PC(メインPC)で主に使用していましたが、静音化リングの厚みだけがネックでした。今回厚みを薄くし、ほぼ理想の打鍵感となったので良かったですね。厚みが減った分、静音性に関しては確実に下がる方向だと思いますが、気になる程でも無く、今回の交換作業は満足できるものになりました。
 カスタマイズといったことがなかなか出来ない自分ですが、こうしてやれる範囲で自分のキーボードを手入れし、使いやすさを維持・向上していく気持ちは忘れないでおこうと思います。




この記事は『VARMILO BLACK BLACK JIS(TKL) / CHERRY MX 赤軸(スプレールブ済み)+1.5mm静音化リング』で書きました。

コメント

このブログの人気の投稿

【VARMILO】押下圧35g! デイジー軸ってどんな感じ?