【軸】リニアとタクタイルの打鍵感、迷う…


 Hako Violetでタクタイルデビューを果たした芥川ですが、キーボード沼に片足を突っ込み始めた当初は「やっぱリニアの方が良いでしょ~」と思っていたものの、すっかりタクタイルに魅了されています。
 今回は、リニア軸とタクタイル軸の打鍵感について少し書いてみようと思います。


 リニア軸はその素直な打鍵感が特徴で、あえて小難しく(?)表現すれば「特徴が無いのが特徴」といったところでしょうか。スムーズな打鍵感は、長時間タイピングするような場合に重宝するように思えます。
 一方、タクタイル軸は独特なコトコトとした打鍵感が特徴で、「打っている」という感触を指先から与えてくれるように思えます。しっかりとした反応、打鍵音はうるさすぎず、それでいて快感を得られるといったところでしょうか。

 私はブログや趣味の執筆でそれなりに文章を打つ時間を多く取るため、キーボードの打鍵感や打鍵音というのは様々な観点から無視できないものになります。
・心地よく打てるか?
・うるさすぎないか
・指先への負担
 これらの条件を考慮しつつ、最終的には「長時間タイピングしていても心地よく続けられる」かどうかを気にしています。
(もっとも、キーボードのレイアウトといったものも影響はありますが)
 リニア軸は基本的に素直な打鍵感と打鍵音で、タクタイル軸は少し抵抗のある打鍵感とそこそこの打鍵音という感じに思いますが、それぞれ押下圧の違い等も影響は大きいでしょう。上手い例えが浮かびませんが、ラーメンとカレーがあって、美味いラーメンがあればまずいラーメンもあり、カレーもまた同じ。けれども、自分が美味いと思っているラーメンorカレーが誰にでも美味いかと言えば……そうでは無い場合もある。リニアとタクタイルって、自分の中では(今は)そんな感じですね。私はラーメンもカレーも大好きです。

 特に趣味の執筆をしている時なんかは、『心地良さ』というのはとても需要で。もちろん、『疲れ難い』というのはとても大事な要素ではありますが、時に多少の負担があろうとも打鍵感がとても気持ちが良いものであれば「あれ? 結構打ったけど疲れていないような……?」なんてことも(まあ、落ち着くと疲れているのですが)。後々のこと(腱鞘炎など)を考えれば、負担が無いに越したことはありませんが、短期的に見れば『心地良さ』というのはかなり需要度が高い要素です。重い軸でも選んでしまうというのは、そういう部分があるからですね。
 ただ、やはり長期戦ともなるとその負担は「気持ち良いから」で済ませられるものではありません。指の疲れは能率を下げていきますし、後々の作業に影響を及ぼします。そういう点で見ると、執筆等の作業に長時間使うともなれば、軽いリニア軸が最も適しているということになります。……が、軽ければ良いってものでもないのが難しいところですね。個人的にはただ軽いだけでは駄目な気がします(好みの問題ですが)。

 個人的な好みとして、現在はタクタイルがほんの少し、リニア軸よりも好みかなぁ……。リニア軸も大好きなのですが、打鍵音とか気にしないで良ければタクタイルの打鍵感、打鍵音は心地良すぎて脳内で不思議な物質が生産されている感じがあります。楽しいis正義。
 何かしら妥協してでも長期的なことを考えたり、作業環境を考えるのであれば静音リニア、何も考えず、ただただ心地良さを追求するならタクタイルかな……。まだまだ、その辺りは難しいですね!

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