【自キ】キー数減っても、打ちやすければ良かろう?【Acty-45】
自分が打ちやすいロウスタッガードというものをあらためて考えているのだけれども、そもそものこのアンバランスさが駄目ってところはある……よね?
— 芥川愛之助 (@ainosuke_key) August 7, 2023
(それが各種『効率的』とされている配列の研究・開発が進められている原因なんだろうけれども)
※ZXCVBNMは一般的なやつよりも左側に寄せています pic.twitter.com/6XQg3keKwx
アクリルデザインでああでもない、こうでもないと悩んでいる中、気分転換にふと考え出した『ロウスタッガードのバランス』について。そこから、自分でも謎の熱量(?)で思考は進み、気が付けばひとつのキーボードが生まれようとしています。
ロウスタッガードのアルファキー部分のみの画像ですが、あらためてこうしてしまうとアンバランスだなぁという印象が強まります。ホーミングキー(FとJ)に注目して左右に広がるキーを確認すると、Fが左に3キーなのに対し、Jは右に2キーです。ただし、上と下ではキー数のバランスが異なっており、その点でもアンバランス感があります。
必要最低限のキー(Lの右隣にエンターキー想定のキー)を追加したり……
モデファイアキーを入れることを想定し、キーを増やしてみました。なんとなくバランスが取れたようにも見えますが……ASD列を見るとやはりFとJの左右におけるキーバランスは崩れたままです。
エンターキー想定の、Lの右隣にあるキーを1Uから1.5Uにサイズアップしてみたのが上の画像です。キー数のアンバランスさは改善されていませんが、見た目上は少し改善されたように見えなくもないです。
スペースキー等のキーを追加してみます。単純に1Uのキーを入れただけなので、アンバランスな感じは悪化しています。これを調整すると……
キーサイズのバランスは悪いですが、なんとなくキー数が揃ったりしてバランス感アップという勘違いが出来そうな見た目になりました。
これまでの自分設計レイアウトの特徴としては、外周のラインをあえて崩すというのがありましたが(Act-JP52)、今回は左右バランスを求めてロウスタッガードを調整したら、という試みだったのであえて『普通』なデザインに近付けます。これだとDAISY 40%という基板のレイアウトに近いように思いますが、コンパクトレイアウトとしてはこういう方向性になるのかもしれないという感想を持ちました。ただ、個人的な印象としてはこれはまだバランスとして良いとは言えないように思いました。
これは検討中に作成したレイアウトの画像ですが、右手エリアのキーバランスが悪いのをキー数を増やすことで解消しようと試みました。増やして強引にバランスさせる、というのは悪手に思えますが、現状で左手エリアとのバランスを取るとなると増やした方が実用面で不具合が少なそうに思えたため、こちらの手法を採りました。
出来上がったのがこちら。最近の命名ルールから、Acty-45としました。Actyシリーズ(芥川製作キーボード)の、45キーモデルです。左右バランスの気持ち悪さ解消を目標に調整し、出来上がったのがこちらになります。
これを見て「どこがバランス解消レイアウトなんだ?」と思われるのは自然なことだと思います。キーのサイズバランスは悪いですし、これなら素直にカラムスタッガードやオーソリニア使った方が早いという気持ちは当然だと思います。ただ、自分はロウスタッガードに絶望しているわけではないので、どうにかロウスタッガードでも使いやすいレイアウトにならないか? と思うわけです。結果、ただキー数とキーサイズを調整しただけではありますが、ここから「もう少しここをこうすれば良いのでは?」という気付きを得るには使い込まなければならないと思っています。そうしてようやく、これが『最高の妥協点』なのか、『まだ目指せる妥協点がある』のかが見えてくるのだと思います。
これらの思考過程については、実験的に始めた『シンプルブログ』の方でまとめています。
このActy-45の製作を最優先として優先順位の変更をしたため、しばらくはActy-45製作の進捗やレイアウト思考、プレート改善等の過程を残していこうと思います。誰得ですが。
この記事はErgoArrowsProで書きました。
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