【自キ】打鍵音はスイッチ以外も大事だという再確認【打鍵音】


 打鍵音だけが良いキーボードが組みたくてActy-31を組んだのですが、キーボードに精通しているかもしれない読者の皆様には「え? 打鍵音てキースイッチだけで完結しないよな?」と思われていたかと思います。単純な音の発生源として主な特徴を備えるのはキースイッチですが、ケースの形状・素材やケース内に何があるのかといったキーボード自体の要素が影響を与えていますし、キーキャップやデスクの影響も受けます。打鍵音、と簡単に言えるほど単純なことではないのを承知の上でのトライでしたが、良い経験になったと思いますし、自分にとっては良いものが出来たと思っています。

 そんな打鍵音のお話ですが、今回はケースに主に目を向けた雑談です。




 自分がネット上にアップしたキーボード画像の中でたぶん、最も気に入っているのが上の画像です。『山田初号機』と呼称しているYamada75 Goというキーボードを自作の木製ケースに入れた個体です。ホントに入れているだけなので、逆さまにすると本体が落下します(苦笑)。



 上の画像のようなトレイ形状のケースにPORONシートを敷き詰め、Yamada75 Goも基板裏にマスキングをしてテープMOD的な処理をして組んでいます。木製ケースなりの特徴なのか、打鍵音が柔らかくなったような印象を受けました。



 スマホ&撮影下手でイイ感じに録れていませんが、雰囲気は伝わるでしょうか? コトコトとした打鍵音が私としては心地良いキーボードです。見た目も打鍵音もかなりのお気に入りと言って良いでしょうね。


 とはいえ、自キ生活を重ねて少しずつ見聞きしたり経験したりしてくると、「もっと」という欲求が生まれてきますし、以前は気が付かなかったアレコレに気が付いたりします。「もっと打鍵音よくできないかな?」というのも、色々と良いものを知った故に思うことでしょうね。



 単純な打鍵音としては、今私の中で熱いというか主力選手になっているのがこちらのキーボード、Acty-31。便宜上、名前を付けるとしたらMX U4T? キメラスイッチです。これは打鍵音のみならず打鍵感もかなりお気に入りですが、最近はこれに新しくMX Trueと仮称をつけたキメラスイッチが迫ってきている感じです。Hako Violetもいまだにお気に入りですが、美味しいお店のカレーと我が家のカレーみたいな位置づけで、比較したらそりゃ多くの人がお店のカレーを美味しいというかもしれないし実際美味しいけれど、自分は我が家のカレーがやっぱり大事なんだよなぁ、みたいな。そんな感じです(?)。

 話が脱線しましたが、こうしてキースイッチに自分なりのこだわりみたいなものも出てきたこのタイミングで、あらためて山田初号機を使ってみると「もっとこだわったキースイッチと木製ケースを組み合わせたい」と思ってしまうんですよねぇ……。Acty-31であえて避けた、ケース側での増幅や抑制みたいな領域に手を出そうということです。


 私は音響工学とかチンプンカンプンですし、加工だってヘタクソです。線を引いて切り出そうとしても綺麗に切り出せないですし、想定しているものは完全な脳内イメージなので根拠なんかありゃしません。でも……やりたくなってしまうんですよねぇ……。

 ケースの材質、構造、中に何を詰めるのか? 色々作用しますよね。そういうのを自分なりに追求して、イイ感じのキーボードが作れたらなぁ……なんて。やるなら30%サイズですかね、大変なので(苦笑)。

(サイズに対するこだわりよりも、結果が出たら良いなというスタンスです、言い訳ですが)


 やるならあまり複雑にならないであろう、Acty-31ベースかな……。イメージ通りになれば、レイアウトはともかくとして「ぼくがかんがえたさいきょうのきーぼーど」になりそうですが、どうなりますかねぇ……。


この記事はYamada75 Go(初号機)で書きました。

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