【自キ】日本語配列におけるキーキャップの試行錯誤と今後への期待【キーキャップ】
英語配列の自作キーボードを使っていると分かり難いことかもしれませんが、実は日本語配列の自作キーボードだとキーキャップで自分好みに仕上げるのがとても難しかったりします。何故かと言えば、手に入りやすいキーキャップの多くが英語配列またはISO配列対応であり、日本語配列に対応していないからです。
上の画像はAct-JP52の自分用に振ったキーマップに対して、対応しにくいキーキャップを抽出したものです。赤系の色で塗られているのが対応しにくいキーキャップで、エンターキーはサイズ上の問題ですが、それ以外は日本語配列特有の表記であるために困難となります。
Act-JP52の数字、ファンクションキーレスなレイアウトは当初、記号の不一致を極力解消したいということで選んだものでした。しかしながら、それでもこれだけのキーが用意することが困難なものであり、当初の浅はかな想定は崩れ去りました……。
実際には無刻印キーキャップに対してシールで対応するという手法を選びましたが、貼り付けるのがやや難しいところもあり、気軽にやろうと思うには少し面倒な手法です(ちゃんと貼れるとしっかり付いて削れやすいということもないのですが、貼り付けが甘いとそこから剥がれたり、削ってしまったりします)。
無刻印で大丈夫であれば、まあそれでも良いかなとは思うのですが、パスワードの入力の時とかに「あれ?」となってキーボードを見るタイプの自分のような人間には、ちょっと刻印が必要だったりします(今はかなり慣れましたが、それでも位置関係を見失ってチラッと見る時があります)。
アルファベット部分だけ、刻印の入ったものを使って他は無刻印とか、色々考えますが……キーキャップの統一性がどうなるとか、用意するためにかかる費用で高級日本語配列キーキャップ買えるのでは? とか……まあ、まだまだ良い手は自分の中には浮かびません。
しかしながら、現在サリチル酸さんがご自身のキーボード向けに日本語配列キーキャップを製作中とのことなので、それが頒布されると(サリチル酸さんのキーボード向けとはいえ)多少はマシな状況になるのかな……まあ、個人での頒布となるとそこまで在庫数は持たないでしょうが。
現実的なところだとai03さんがデザインされたSimpleJA R2がエクストラ販売されているので(2022年11月7日現在)、そちらを確保する、という感じですかね……。レトロな日本語配列キーキャップ好きな方にはかなりオススメです(自分が購入した奴は1Uの無変換が刻印位置ちょっとズレていましたけれども……w)。ちょっとお高めなところは厳しいですが。
ABSで全然大丈夫、ということでしたらFILCOの交換用キーキャップがレトロ風だったりカラフルなものだったりをリリースしてくれているので、こちらを活用するのが良いでしょうね。ちょっとテカテカになるのがABSの苦しいところですが、まあ在庫があれば交換できますしね……。PBTの質感に惹かれてしまいますが、お値段と入手しやすさを考えると、ABSがメインになってしまいますね、やはり。
日本国内だけで動くラインナップでしょうし、今後も日本語配列が豊富に揃うということはないでしょうが……少しはマシな状況になると良いなと願ってしまいますね。
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