【自キ】素人が自分だけのキーボードを作ったお話【マイキーボード】
2022年は自分にとってステップアップの年でした。キーボードが好きになって、2年と少し。市販品、カスタム、自作キーボードときて、今年は自分でキーボードを設計してみようと思いました。
自作キーボードに触れたのは、2021年の12月でした。それまでは「そういうのもあるのか」と、知識としては知っていましたが「英語配列じゃあなぁ……」と、自作キーボードとして目立って見えた英語配列への苦手意識から積極的にはなれませんでした。ところが、日本語配列で作っている自作キーボードもあること、そしてちょうど新しく日本語配列キーボードが頒布開始されることを知り、「ちょっとやってみようか」と手を出したのがYamada75 Goでした。
日本語配列キーボード Yamada75 Go シンプル版(購入当時のVer.に近いものはこちら)
その後、J73GLといった高級感ある金属ケース(GL516)対応のキーボードも組んだりして、Yamada75 Goは計4台組んだりして……その中で「自分でも自作キーボードを設計できるのかな?」と思うようになりました。きっかけは、GL516 デザインガイドの存在でした。
紆余曲折を経て(?)、結局GL516対応基板は設計できていませんが、その過程で「コンパクトで日本語配列なキーボードを作りたい」という想いが熟成されていき、キー数、レイアウトを調整して自分なりのコンパクト(疑似)日本語配列キーボードをデザインしました。しかし、基板設計に躓いたため、とりあえず空中配線で作ってみることにしました。
とりあえずレイアウトのデータを印刷して工作用紙に貼り付け、サイズ感を確認
キーサイズが若干違うが、どんな感じなのかキースイッチとキーキャップをはめて確認
エンターキー等、割り当てたいキーとキーキャップサイズの問題で無刻印を選ぶ
アクリルプレートを遊舎工房のレーザー加工サービスでカット
製作前、途中には数々の自作キーボード設計者の方々のブログにお世話になりました。また、現在稼働しているファームウェアの作成においてはサリチル酸さんのサポートがかなり大きく、躓いていた点の解消に至ることが出来ました。この場を借りて、あらためて感謝を。
自作キーボードを始めて半年くらいで「自分で設計してみたいな」と思い、基板こそまだ課題が残っていますが(単純に配線を上手く繋げられていない&発注どうしよう問題)、こうして自分が思い描いたキーボードが形となりました。ファームウェアの完成(まだ細かい部分で改善すべき点はありますが)まで、ということを考えると自作キーボードを始めて1年くらいでどうにか(手助けを頂いてですが)自設計キーボードというものを完成させることが出来ました。足りない部分、知識と技術の不足は感じますが、それでもどうにかなるものだなというのが2022年の自分の自キライフといった感じです。
もっとやりたいこと、やりたかったこともありますが……それは2023年に達成できるようにしましょう。
目指せ、ENDGAME!!
この記事はAct-JP52"零式"で書きました。
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