【自キ】Guide68 v0.1+トレイタイプケース（プロト）を使ってみた感想

　先日組み上がったトレイタイプケースですが、休みを利用して小説とか文章とか書いてみての感想を簡単にですが書いておこうと思います。

　あくまでも使用者＝芥川の印象によりますので、その点はご了承くださいませ。

・打鍵感が引き締まった印象

　まず感じるのは打鍵感が引き締まったように感じる手応えです。これは聞こえる音＝打鍵音とも無関係ではないと思いますが、大きな要因としてはウェイトとケースによる剛性感かなと思います。返ってくる手応えが、硬いのではなくしっかりした、という風に感じました。

　打鍵感が引き締まると何が良いかというと、打っていて不安感が無いというところでしょうか。しっかりと打っている感覚があるので指先と脳が戸惑わないというか。打鍵感がペラペラだったり、あまりにも軽すぎるキーだと「あれ？　ちゃんと打ててる？」となりやすい人は、こういう感覚が分かるんじゃないかなと思うのですが、どうでしょうか？

・打鍵音の変化は、この組み合わせでは少し分かり難いです

　これはおそらく同じ組み合わせで打ったであろうサリチル酸さんも仰っていたと思うのですが、サイレント軸（私のはKailh Midnight Silent。サリチル酸さんが大量に仕入れたもの）で打鍵音の変化を感じ取るのはなかなか難しいなと。ただ、ケースレスの時と比べると音に重みが加わったように自分は感じました。重い、と表現するのが適切かどうかはわかりませんが、ダラッと垂れ流されていた音が密集して締まった感じ……のような。

　安いスピーカーで流していた音を、それなりのイヤホンで聞き直すとスピーカーの音の軽さを感じるとか、そういう感覚じゃないかなと思うのですが……これは実際に聞くしか判断方法が無さそうです。打鍵感もそうですが、打鍵音も聴く人によりますからね……。

・持ち運びには適さないが、デスクに置いて使うのにベストな重量感

　ウェイトをすべて搭載していないので、正式版と比べると軽いかなとは思いますが。今回自分が調整したウェイト量で個人的には十分に感じられました。デスクにしっかりと踏ん張って、多少打鍵が乱れてもデスク上でキーボードが簡単に動くということはなさそうです。

　もちろん、重くなることで持ち運びには適さなくなりますが、個人的には持ち運びを想定した運用はしていないので良いのかな、と。これがメインキーボードであり、日常的に使う場所が変わるということであれば少し重すぎるかなという感じではあります。ただ、持ち運びに便利な軽いキーボードって、ゴム足がしっかりしていないと動きすぎて使い難いんですよね……このあたりのバランスをどう見るかも、判断基準にはなりそうです。

・細かいことはともかく、見た目が良い

　最終的には、これですよね（苦笑）。素の状態、ケースレスの見た目も好きですが、ケースに収まったGuide68も良いんですよ。自分のはプロトタイプなのでケースの高さが若干足りていませんが、まあそんな細かい部分は別に……というくらいには気に入っています（まあ、ここがそろったら最高だろうなとは思います）。それに、正式版との違いとか、こういう後に改良された部分が残っているのって、何か特別な感じもあるじゃないですか。ふふ（オタク特有の楽しみ方）。

　打鍵感、打鍵音という部分も勿論大事ですが、やはりキーボードはレイアウトや外形といった見た目が大きいんですよね。そこがケースによって底上げされているのがやはりgoodなわけですよ。それに

　一体型として使っても分割型だとちょっと分かり難いくらいに綺麗に合体できるというのが個人的に最高なわけですよ。これはケースレスの状態からそうですが、ケースを付けてもちゃんとそこが大事にされているのは良いですよね！

　設計はちゃんとした方（この場合は設計者のサリチル酸さん）がやっているのですが、組み上げているのが自分が一番信用していない自分なので、本体の組み上げから不安だらけでしたが……こうしてケースまで組み上げることが出来て、ホッとしていると同時に嬉しいです。使っていてもケースレスから確実に進化した感覚があるので、こういうステップアップを感じられるのは良いなと思いましたね。ボトムプレートを外す必要があるので二度手間にはなりますが、自分のように自作キーボード経験が浅い方には是非とも一度ケースレスで組んで、使ってみてからケースを組んで欲しいなと思います。この違い、是非とも感じて欲しい！

　細かい部分で組み上げ時にはんだだったりなんだりで失敗していますが、こうして組み上がって使えているのがあらためて嬉しいなと思いました。ここ最近、忙しくて自分のキーボード設計が頓挫していましたが、あらためて頑張りたいなという刺激を受けましたね。そろそろ新年度ですし、頑張るか～……。

この記事はGuide68 v0.1+トレイタイプケース（プロト）で書きました。