【自キ】Acty-40を作るぞ! その1【設計】
作るぞ! と意気込んでから1年くらい経過しました。自分でビックリですが、そんな分割キーボードを重い腰を上げて作っていこうと思います。
元々は『Acty-40HBTM』という名称で進めていましたが、後に『Acty-40elf』という微アップデート版を考える中で、単純に『Acty-40(つまりは無印版的な扱い)』という名称(企画名?)に変更となっています。
カラムスタッガードの分割キーボードです。ErgoArrowsProがとても指に馴染んだこと、ロウスタッガードで自分なりに欲しい・使いたいキーボードを新しく考えるのが(当時)難しかったことから考え始めたキーボードでした。これを考えた時点では「考えたのは良いけど、使えるのか?」という不安というか疑問が大きかったですね(苦笑)。現在では31キーのActy-31を愛用しているので、まあ使えないことはないでしょう。……たぶん。
キーのずらし方とかは、ErgoArrowsProをかなり参考にしています。あの配置がとても指に馴染んだので、自分にはこれが良いのだろう、と。ちなみに計測して正確に再現したわけではないので、ちょっと違うかもしれません。まあ自分のための試作品みたいなやつなので、そんなレベルでOKです。
アルファベット以外のキーですが、確定なのはPの下にエンター、その下に『/』、最下段が何かとレイヤーキーをタップ&ホールドで共有という感じです(何と共有かは悩み中)。B、Nの下はスペースですね。その両隣、左側(V下)は無変換、右側(M下)は変換で想定しています。スペースはレイヤーキーとタップ&ホールドで共有したいですね。たぶんlayer2、layer3用。あとはシフトとコントロール、Altを上手い具合に収めたいところです。半角/全角とかも悩みどころですね……。Acty-31と比べると9キー増えただけですが、その増えたキーに何を割り当てるのか、逆に迷ってしまいます。まあこの辺りは使いながら調整していくことでしょう。
ちなみにアルファベットが最近のこだわりを発症する前なので、大文字ですね上の画像。最近は小文字で作っています(キーキャップで再現するのが難しいですが、Acid Capsなら出来るものもありますのでOKです)。
さて、設計とかタイトルに付けましたが、アクリルプレートのデザイン及び加工依頼はすでに済んでいます。(昨年のお話)
なので、あとは組み立てるだけ……という風に思ってしまいたくなるのですが、肝心要のファームウェアが真っ白です。ええ、全くの手付かずです。なんならファームウェアに取り組むのがちょっと嫌だったくらいです(気分的、忙しさ的な問題)。とはいえ、いつまでもそんなことをしていては完成しないので、ちょっと頑張ってみることにしました。
ファームウェアを作るのが今後の課題として、部品に関しても確認しておきましょう。現在あるのはアクリルのキースイッチプレート、ボトムプレートです。それ以外は部品在庫が不足しているものもあるので、あらためて手配する必要がありそうです。
・ProMicro互換基板(×2)
・MX互換軸(×40)
・キーキャップ(1U×40)
・ダイオード(×40)
・3.5mm 4極 TRRS オーディオジャックコネクタ(×2)
・絶縁電線(適量?)
・黄銅スペーサー(丸)M2(9mm×22)
・トラス小ねじ M2(5mm×44)
・ゴム足(大×4、小×4)
ゴム足は内側に大きなものを使い、テント状で使えるようにしようかなと。あまり立てても自分には使い難そうだったので(実験的なことはしていました)、そこそこの角度に抑える予定です。理想は、掌を下にした状態でデスクにポンと手を置いたときに自然と傾く角度、です。これはたぶん個人差があるので、自分のを把握して追求するしかなさそうですね。
ProMicro互換基板にこだわり続ける必要は最近の自キ界隈を見ていると無いとは思うのですが、自分のようにまだまだ知識も経験も無い設計者は前例が多い作例を参考に出来る状態が一番良いかと思うので、これで行きます。もう大丈夫かなとか、やってみたいなと思ったら他のを試してみます。
MX互換軸も、最近はロープロファイルでイイ感じに打てるものがあったという気付きを得てからはロープロファイルへのチャレンジも頭にあるのですが(オーソリニアで作ろうとしましたしね、頓挫していますが)、キーキャップが個人的に微妙にシビアなこともあり(O51Goに使ったキーキャップの刻印問題、サイズ誤差問題)、もっと選択肢の多いMX互換軸にしようと思います。リニアかタクタイルかは……悩みどころですね。最近はリニアでも良いという気分(気持ち)ですが、試作なので良さげで低価格な軸をメインに探そうと思います。重さは軽すぎず重すぎずの範囲内で。
スペーサーの長さは、理想的には8mmですが、自分のはんだ付け技術的に9mmが限界です(ここまでの結果として)。まあ困るほど高くなるわけでもないのでOKですが。
部品はまあ、購入が困難というものも無いのでなんとかなるでしょう。やはり最大の問題はファームウェア設計です。逃げられない……。
この記事はActy-31で書きました。
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